積読ですよ!真塚さん

なにもわからない。

「週刊クレヨン王国」創刊準備のおしらせ

 

といってもべつに雑誌を出すわけじゃないです。

単にぼくが「クレヨン王国」シリーズの読書感想を書いていきます。
※ちなみにこの文章は2015/2/10にはてなダイアリーで書いたものだけど
3回坊主で4年にわたって放置していたので、これを機に再開したいと思う。

 

そもそもこんなことを思い立ったのは、ふと本棚を整理していたら
講談社青い鳥文庫での福永令三先生作品の通し番号が
『新装版クレヨン王国いちご村』で52になっていることに気づいて、
ああこれ週一ペースで読むとちょうど一年だなと思ったというそれだけのことで。
(そのあと『黒の銀行』と『ゆめ列車』の新装版も出た)

 
小学生の頃ハマって読んでいたけど、
あれからずいぶん経って、忘れてしまっていることも多い。
むしろ覚えていることのほうが少ないかもしれない。

クレヨン王国」が好きだという気持ちはずっと残ってたし、
だから本棚にもずっと残していたし、折にふれては人に薦めもしていたのだけど、
ひとに薦めておいて自分が忘れてるんじゃ話にならないなと思って再読を思い立った。
せっかく再読するなら内容や感想も記録しておこうか、ということで。


クレヨン王国」シリーズといえば
クレヨンたちが世界中の色をつかさどったり、動物や植物は言葉を話すし、
ファンシーで優等生的な児童向けファンタジーと捉えられることが多いように思う。
確かにそういう面もある。
でも、ぼくがひとに話すときは「本当は怖いクレヨン王国」という体で話すことが多い。
児童文学や絵本や幼年向けアニメの内容が、あらためて大人の目線からみると驚くようなものであることは珍しくないけど、
クレヨン王国もけっして可愛らしいばかりでないし、「優等生」的とはいえない部分がある。

たとえばクレヨン王国には軍隊がよく登場する。
何か問題が起きたとき、まず軍隊を送り込んで解決しようとする傾向がある。
軍といっても騎士とか近衛兵とかみたいなファンタジーっぽい作品によくあるものではない。「新型戦車」とか「爆弾」とかである。
また、クレヨン王国では頻繁にひとが死ぬ。
「ひと」といっても人間だけでなく、動物の兵隊だったり、折り鶴だったりするけど。
それにしても驚くほどあっさり死が登場する。

そういう、大人になってしまった者からはちょっとびっくりするような箇所を取っ掛かりに、
子供の頃には気づかず取りこぼしてしまっていたことを読み直していきたい。


「週刊」と冠しつつほんとに週一ペースで更新できる自信は到底ないけれど、
とりあえずはじめてみようと思う。

 

それでは改めてよろしくおねがいします。

 

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